2021.11.01
鳶職は、建設現場の作業員のことを言います。
しかし、鳶職といってもその役割は様々です。
役割によって「足場鳶」「鉄骨鳶」「鍛冶鳶」に分けられます。
ここでは、3種類の鳶職について説明した後、鉄骨鳶とは具体的にどのような仕事なのか説明します。
▼足場鳶とは
建設現場では、足場が必要です。
足場鳶は、他の職人さんが安全に作業できるよう、足場を作る作業員のことを指します。
建設現場ではまず足場鳶が足場を作り、他の作業が終わったら速やかに足場を撤去します。
▼鍛冶鳶とは
建築現場で、建築に必要な資材を作る人のことを鍛冶鳶と呼びます。
高所で溶接加工をすることもあります。
▼鉄骨鳶とは
建築現場で、鉄骨を扱う人のことを鉄骨鳶といいます。
鳶職の中でも鉄骨鳶は一番花形とされています。
鉄骨やボルトで骨組みを作るのが仕事です。
■鉄骨鳶の仕事は2種類
【下まわりの仕事】
地上で鉄骨とクレーンとをつなぐ役割を行います。
鉄骨の大きさによって吊り方を変えたり、周囲に人がいないことを確認したりなど、高所でクレーンを操縦する人が作業しやすいようにサポートします。
【鉄骨の取り付け】
クレーンで運ばれた鉄骨を組み立てる作業を行います。
鉄骨同士をボルトでつなぎ、マンションやビルの骨組みを作っていきます。
▼まとめ
鉄骨鳶は鉄骨で作られる建造物の基礎を作る重要な仕事です。
命綱一つでの高所での作業は危険を伴いますが、建造物が出来上がったあとの達成感はやりがいを感じられます。