2022.07.01
鉄骨鳶の仕事において、安全を第一に考えなければなりません。
安全性を考えた時、鉄骨鳶においてハーネスの重要性を知っておく必要があります。
今回は鉄骨鳶のハーネスについてお話しします。
▼ハーネスとは
ハーネスとは、体に付けるベルトの事を指します。
もともとは馬などの動物に付けていたベルトですが、形状などが似ている事から、建設現場で用いる落下制止用器具もハーネスという名前が付けられました。
つまり、ハーネスとは落下制止用器具であり、高所での作業がメインとなる鉄骨鳶においては必須のアイテムとなります。
ハーネスのような器具を付ける事は、労働安全において法律でも決まっており、必ず付けなければなりません。
2019年には、6.75m以上の施工を行う場合、フルハーネス型安全帯が義務化となっています。
▼フルハーネスの種類
フルハーネスとは、ハーネスベルト、ランヤードで出来ています。
■ハーネスベルト
腿に付けるベルト部分もV字や水平であったり、背中の形も様々な種類があります。
V字よりも水平の物の方が、万が一の時に体の締め付けが強くなってしまいます。
ハーネスベルトはV字を選ぶ方が良いでしょう。
■ランヤード
ランヤードとは、いわゆる命綱です。
ランヤードにも種類があり、巻き取り式のタイプやロープタイプがあります。
さらにダブルランヤードといって、取り付ける部分が2本になっているタイプがあります。
ダブルランヤードであれば、付け替えを行う際にランヤードがついていない状態を無くす事が出来ます。
▼まとめ
鉄骨鳶においてハーネスの重要性を知り、特徴やタイプを知って、施工現場に合ったものを準備するようにしましょう。
危険が伴う現場での仕事であるため、安全面においては、より意識しなければなりません。