2022.08.01
建設現場の仕事では、手袋が無ければ仕事になりません。
鉄骨鳶も当然、手袋が必要で、特に革手袋を使って作業を行なわなければなりません。
今回は、鉄骨鳶の革手袋についてお話しします。
▼作業における革手袋の役割
革手袋を使うことで、切り傷や擦り傷、高温による火傷から手を守ってくれます。
さらには汚れや突き刺しにも強く、解れにくさもあるため、どんな作業にも欠かせない手袋となります。
▼縫製の種類
革手袋を選ぶ際、縫製に種類がある事を知っておくと良いでしょう。
■外縫い
縫い目が外側にあるタイプで、手を入れたときに縫い目が気になりません。
作業によっては外の縫い目が邪魔になる場合もあります。
■内縫い
外縫いとは逆に、内側に縫い目があるため、手を入れたときに違和感があるものの、作業時に縫い目が解れるなどの心配はありません。
■ガンカット縫製
縫い目を減らすべく、1枚の革からできています。
指先を使う繊細な作業には向いています。
▼素材の種類
縫製と同様に、素材にもいくつかの種類があります。
■牛床革
使うほどに馴染んでくる素材で、厚みもあり耐久性も優れています。
溶接などの作業に適しています。
■牛表革
いわゆる本革とよばれる素材が牛表革です。
丈夫で使い勝手も良く、細かい作業にも向いています。
鉄骨鳶にはこの素材がオススメです。
■豚革
牛革に比べると、安価であるものの、通気性や耐久性にも優れた素材です。
軽量でもあるため、長時間の作業には向いているといえます。
■合成皮革
ポリエステルなどの生地に、樹脂層をコーティングした合成皮革。
柔らかく手にぴったりと馴染むものの、通気性も良くデザインの幅も広いでしょう。
しかし、素材的に火を扱う作業には不向きです。
▼まとめ
鉄骨鳶は道具や工具ひとつひとつにこだわって、安全性や作業効率を考えて選ぶことが大事といえます。
作業に合った革手袋を選ぶようにしましょう。