2022.10.01
鳶職人たちは、独特の格好をしていますよね。
特にズボンの形が印象的です。
そこで今回は、鉄骨鳶のズボンの特徴を探ってみました。
▼鉄骨鳶ならではのズボンの特徴
鉄骨鳶のズボンには、高所で作業をする鉄骨鳶ならではの特徴があります。
■鳶職人にとって作業着は特別なもの
鳶職人には、鉄骨鳶だけでなく足場鳶など得意分野が分かれるのが特徴です。
けれど鳶職人たちはみんな、服に誇りを持っています。
鳶の仕事をする彼らが着用するのは単なる作業服ではなく「装束」であり、鳶職人だけが着られる憧れの服装なのです。
■鉄骨鳶のズボンってどんなもの?
鉄骨鳶に限らず、鳶職人が履くズボンは足首まで隠れるダボダボな作りになっています。
生地にサージを使っているのは、季節を問わず着られる快適な素材だからです。
色は白、もしくは濃紺が定番で、このズボンに地下足袋を履けば鳶職人の装束ができあがります。
若い頃は、赤などの派手な色合いのズボンを履く鉄骨鳶も少なくありません。
経験や年齢を重ねていくうちに自然と白か濃紺に落ち着くと言いますから、鳶職人さんたちの青春の思い出ですね。
■ズボンがダボダボの理由
鉄骨鳶の職人たちが「ゴト着」と呼ぶズボンがダボダボなのには、わけがあります。
それは、スムーズに足を動かせるからです。
ダボダボのズボンなら、膝を曲げたり、足を高く上げて足場を上りやすくなります。
あの独特な形状は、安全な作業をするために考え抜かれたズボンと言えますね。
▼まとめ
鉄骨鳶をはじめとする鳶職人たちが履くズボンには、安全に作業をするための工夫が盛り込まれていました。
どこかで作業をする鳶職人さんを見かけたら、色を見てみるのもおもしろそうですね。
新潟に拠点を置く弊社では、鳶工事と鍛冶工事のどちらも承ります。
どうぞお気軽にお問い合わせください。