2022.10.15
高所で作業をしている人達を見ると、たいていハーネスを付けていますよね。
今回は、ハーネス着用の義務化について解説します。
▼フルハーネス義務化の法律
高所で作業をするにあたって、安全を守るために定められた法律が、フルハーネスの義務化です。
■法律が施行されたのはいつ?
高所での作業にあたり、フルハーネスを着用するようにと義務化されたのは、 2019年2月1日でした。
そのため、直前に新しいハーネスに交換した会社では、「せっかく買ったハーネスが無駄になった!」と慌てたことでしょう。
けれど、実際には2019年2月1日の法律の施行から、2022年1月1日まではこれまでのハーネスの着用が認められます。
「2022年1月2日からはフルハーネスでなければなりませんので、それまでに準備を整えてください」ということですね。
■フルハーネス義務化の理由
フルハーネスとは、腰部分だけをつなぐ腰用のハーネスとは違い、肩から太ももにかけて取り付けます。
ハーネスを取り付ける範囲が広いため、高所から落下した場合、転落する確率を下げることが可能です。
腰だけのハーネスでは体全体を支え切れず、落ちてしまう心配がありますが、フルハーネスなら肩と腰、太ももを支えられます。
とりわけ鉄骨鳶は建築資材に鉄骨を用いるため、どうしても高層ビルの建築が多くなるでしょう。
高所からの転落のリスクが高いことを考えると、鉄骨鳶はすでにフルハーネス装備に替えているのではないでしょうか。
▼まとめ
さまざまな種類がある鳶職人の中でも、鉄骨鳶は高層ビルの建築に携わることが多いため、フルハーネスでないと危険です。
フルハーネス義務化の法律は、鳶が職人技を発揮するために不可欠な安全対策と言えますね。
新潟県の北蒲原郡聖籠町にある弊社は、あらゆる鳶工事を承ります。
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